昔僕はバイクに乗っていた。[:にかっ:]
そうその時は、NS250Rに乗っていた。
そのバイク強制保険がきれるというので更新という選択肢を選ばず
僕は次なるバイクを購入した。
そのバイクがNS400Rである。
ビック2ストと言われるジャンルのマシンだ!
そのバイクは、すこぶる振動が激しく筆者の手を何度も捻挫させ
何台もガラケーを振動によって破壊してきたバイクなのである。
それでも、乗り続けた。雨の日も暑い日もさぶい日も雪の日でさえ・・・。
僕の手となり足となり大好きだった。
それほど、バイクは僕の生活にはなくてはならない要素なのだ!
一生バイクに乗るぞと思っていた矢先、1台目のマシンが強制保険
すなわち自賠責保険がきれる3日前!
お前とは公道で乗れる最後のセッションだぜと、僕はそいつにまたがり
エンジンをかけた!!今日もいいエンジン音だ!
整備をしているので、夏であろうと冬であろうとキック一発でかかるのだ。
そして、天気予報は晴れ!雨など降る由もなかった!
自宅を超えて長居公園前に差し掛かった時、雲行きが怪しくなってきて
雨が降り出した!!おいおい!雨が降るなんて聞いてないよぉ!
そして、エンジンの排熱とその時降った雨でメットのバイザー内部に結露
前がみえねーじゃないかと、その時点で事故りそうに・・・。
まあ、気合で大丈夫だと!気合を入れて会社に到着!
そして、帰りそんなことを忘れていい感じで、バイクを走らせる。
2ストの加速間に魅了され、朝の事件もわすれ!
交差点で信号で止まって青シグナルを待っていた。
青になったので、前の黒い古びた車がやけに遅く
その車をスルーするためアクセルを開けてパワーバンドに載せた!
2ストの鋭い加速と共に前に加速して行く。
前の車に接近した時、御堂筋に黒い影がその車の前を横切った。
それを確認した途端、さっき遅かった車が急ブレーキ!!
僕はそれを認識し手動ABSだ!!とか言う余裕こいてる間もなくフルブレーキで
体制が横になりながら、前の車とバイクの間に足を挟まれて車のバンパーに弾き飛ばされた!
もちろん、足はどうなっているかわからない。
見ることすらできない!ひたすら激痛だけが体を駆け巡る!
もう俺はしんだのか?本当にそういうことを考えた。
でも、痛すぎて笑っている自分もいて生きているなとそこで認識した。
そんな大事故を起こして、それ以来バイク禁止令が出て今日日今まで乗っていない。
昔は、命かけて1秒でも2秒でも早く走れるように!
今考えれば、安全マージンを削って走っていたんだなと!
本当に怖い運転をしていたと思う。
今は、そういう運を天に任せた運転はもうできない!
僕が召されると、悲しむ人が1人でも2人でも3人でもいる!
それは、自覚しないといけないと思う。
しかし、僕は来年バイクにまたまたがろうとしている!
本当にいいのか?自問自答だ!バイクは死と隣り合わせ。
僕はそのバイクにまた乗ることができるのか!?
自問自答はつづく!多分バイク買ってもその自問自答は続くと思う。
エンジンかけて楽しむか?それだけでも、実は満足なんだが・・・。