
最近の猛暑、エアコンが効いていても「もうちょっと冷えてほしいな」と感じることはありませんか?私が乗っている C27セレナ では、以下のような吹き出し口温度を示しています。

去年添加剤を入れたので、今時点としてはそれほど悪い結果ではないですね。
でも、年々夏の温度が高くなってきているので、少しガスを足す意味で添加剤を入れることにします。
では、サクッと作業しちゃいましょう
今回購入したのは、以下のエアコン添加剤です。
実は、いつもは別の添加剤を使っていました。
そちらは価格が少し高めですが、潤滑成分が多く含まれていて、
コンプレッサーの摩耗防止や馬力低下を抑える効果もあるとのこと。
ただ、今回はコスパ重視。景気もイマイチですしね(笑)
なぜ今回の添加剤にしたのか?
2年に一度、添加剤を入れていますが、最近特に気になっているのがエアコンガスの量。
1缶丸ごと入れると「入れすぎかな?」と心配になりますが、少しだけ補充したいというとき、添加剤とガスが一体になっているタイプはちょうど良いんです。
成分量の比較
たとえば、ある製品の裏面にはこう書かれています:
「第4類第4石油類 10ml / Net 28g」
→ 潤滑油が10ml、ガスが18g入っていると読み取れます。

一方、今回の製品は:
- 「第4類第4石油類 20ml / Net 50g」
→ 潤滑油が20ml、ガスは30gと推定されます。
つまり、今回の製品のほうがガス量が多く、価格も割安。
このあたりが、今回の選定理由です。
作業手順
必要なもの
・チャージホース
・エアコン添加剤
・軍手
作業その1:接続準備
チャージホースのバルブピンを一番緩めた状態にします。
その状態で、エアコン添加剤の缶をしっかり最後までねじ込みます。
※ピンを締めたまま缶をねじ込むと、ガスが飛び出す恐れがあるので注意!
作業その2:車両への接続
ボンネットを開け、「L」と書かれたキャップがある低圧配管を探します。
そこにチャージホースを接続。

この時点で、エンジンはかけずに圧力計を確認。
数値が高く見えても、エンジンを始動してエアコンを稼働させると正常な値に変わります。

作業その3:エアコンを始動し、添加剤を注入
- エンジンをかけて、エアコン温度を最低(18度)、風量最大に設定。
- アイドリングを1500rpm程度に上げて、圧力を確認。
圧力ゾーンの目安
圧力計ゾーン | 状況 | 対処方法 | 備考 |
赤色 | ガスの入れすぎ | すぐにエアコンクリーニングができる車屋にエアコンをかけずもって行って、作業を依頼してください。 | エアコンガス回収機がないと対応出来ません。ガスの大気開放は法律で禁止されています。 |
黄色 | ガス入れすぎ気味 | 現状問題は無い物の、少し入れすぎているので数年かけて抜けるのを待ちましょう。 | 黄色ラインを割るまで、エアコン添加剤等入れるとガス量超過になってしまうので要注意 |
青色 | ガス適正値 | 出来れば、アクセルを煽ってこの範囲に入る様であれば、問題ありません。 | |
緑色 | ガスが少ない | ガス補充が必要 | 自分で出来そうに無い場合は、業者に依頼してください。 |
作業その4:添加剤注入
- チャージホースの接続部分を軽く緩めてエアパージ(シュー音がしたらすぐ閉める)。
- バルブを締め込んで、缶の中身を回路へ送ります。
※缶は冷えてくるので、手で温めながら注入するとスムーズです。 - 全量入ったら、缶が温まってくるのでバルブを全閉に。
圧力計が、一瞬少しだけあがりますが、すぐ落ち着いてきます。
添加剤については、ボトルを逆さまにして冷媒回路に入れて行きます。

ボトルが急速に冷えていきますので手で握って、出来るだけ暖かくしてあげてください。
全部はいると、缶自体が暖かくなってくるので、バルブを全閉まで締め込みます。
最終確認
圧力を再チェックし、車内で吹き出し温度を確認。
結果は 6.6℃ → 5.2℃ に改善!
しかも風量MAXでこの温度なので、体感的にはかなり冷えます。
運転席のガラス外側に結露ができるほどでした。

最終まとめ
- 低価格(770円)の添加剤でもしっかり効果あり
- 噴き出し温度が目に見えて下がる
- ガスの過不足チェックも簡単
- 作業自体も意外と手軽
「ちょっとエアコンが効かないな…」という方には、DIYでの添加剤補充十分おすすめできます!