過去筆者は、ダイハツの車を所有して10年くらい乗っていました。
その時は、大きなトラブルも無く、10万キロ当たりで売却してしまいましたが
そのダイハツが今苦境に立たされている件です。
ことの発端
ダイハツ内部からの告発で、車を作る際色々な法定基準を定めていて
その基準を確保するように設計・製造がされている課程のなかで
不正が横行して、公になった数だけでも174の不正があったと明らかにしています。
不正の一例
1989年から64車種で不正を繰り返しやっていた模様です。
主にエアバッグの試験で、タイマーなどを使って発火させて
上手く行ったように見せるなんて事もやっていたようです。
また、上手くデータが出るようにsettingしたECUを使いテストを行い
データをとってそれを提出していた。
通常出荷時時のデータではない為、実際の事故の時にそのデータでは
同様の状況にならない危険性もあるわけで。
ダイハツの対応
現在ダイハツで取り扱っている車について、
全ての車種の出荷停止の措置を無期限で実施したようです。
販売店は直接多大なる影響がでるわけで、
下手したら潰れる販売店が続出する気がし始め
既に、お金を払っていてそのまま倒産されたら、
そのお金も戻ってこない危険性があるわけで。
さらに、ダイハツの部品を作っている部品製造業者(約420社)も
現在オーダーしている物までは納品を受け付けるが
次のオーダーはしないになっている為、部品製造業の会社も多大なる影響が出そう。
結局は、1兆円くらい損失が出ると予想されている。
親会社がトヨタなので、潰れることはないかも知れませんが
これはかなりの痛手になるんじゃないかと思われます。
読売新聞から借用
新車のダイハツ系代理店だけじゃなく
中古車を扱う一般の販売店についても、既にローン会社から
ダイハツのローン取扱を中止という連絡が来ているそうで
一部のローン会社は、ダイハツの車だとローンを組めない事態となっている。
数社ある中の1社が言ってきてるだけなので、今後それが増える可能性もあり
そうなってると、店頭に並べてても買い手がつかず、カーオークションに
だすしかなく、さらに同様の状況が他社でも起こってくるとなると
カーオークションに出しても格安の値段しかつかず、
相当な額の値崩れが発生する。
現金一括で買う分には、三ヶ月後位以降で格安で購入出来る可能性はあるが
一度買うともう買い取ってくれる会社もなく、個人転売以外の選択が
なくなってしまうので、それもちょっと考え物ではある。
上記のようにローンも組めず現金で売るしか無い状態と嘆いていました。
ただ、遊びの車で乗り潰す前提なら、格安で現金一括で買ってしまう手もあるけど
もしかしたら部品が手に入らなくなる可能性もあるので・・・。
何かと不安要素がありすぎてどうにも出来ないですね。