コロナ #FH-CP25Y レビュー

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前回、下記の記事を書きましたが、そこでテストしたい事2つを書きました。
1つは、Starlinkの第2回目 キャンプ場などに持ちだしてちゃんと使えるのか?
もう1つは、記事中にも出てきますが、コロナのアウトドア用ファンヒーターのレビューです。
レビューといっても、時前購入しているもので案件ではありません💦

では、行って見ましょう。

FH-CP25Y紹介

コロナ社から発売されているFH-CP25Yという製品です。
性能は次の通りです。

特徴

消費電力

なんといっても、この製品の特徴は点火時における消費電力の低さと
点火後通常運転時の消費電力の低さがピカイチです。
上記の仕様にも記載がありますが、点火時166wで最大7分
運転時最大運転で14wあり最小運転で8.5wの消費電力で運転出来ます。
ただ、点火まで通常だと3分程度で着火する所を、5~7分余熱にかかってしまう点は
仕方が無いですが、待つ必要があります。

低消費電力なので、200w程度のポータブル電源でも稼働させる事が可能になっています。
ただ、ある程度長時間運転を目指すなら、500w程度のポータブル電源で稼働させるのが好ましいかなと思います。
200wでも日中で、ソーラーパネルでチャージしながら問題なく、チャージ量の方がおおいと思いますので
問題ない気はします。

標高2000mまで使える(燃調調整機能)

この製品は、燃調も上手く取れる様に設計されています。
燃調とは、空気と燃料の濃さの調整で、濃くても・薄くても駄目なので
ちょうど良いところで燃やす必要がありますが、アウトドアという局面で
標高が高いところで使う場合もあると思いますが、
設定で0~500m 500m~1000m 1000m~1500m 1500m~2000mの4段階で
燃調を調整出来る機能があります。ただ、2000mを越えると酸素不足を起こして
不完全燃焼の原因になるようなので注意が必要です。

2000mでも、天候が荒れると気圧が下がる傾向にあるので、
あまり気圧がさがるようだと、使用を控えた方がいいかも知れません。

燃費の良さ

最大運転で1タンク、実に15時間弱運転することが出来ます。
最小運転なら56.3時間運転が可能です。
テント内だと、ほぼ寒いと最大運転一択になると思いますが
山小屋など、テントより気密度が高い場所なら威力を発揮しそうです。

レビュー

では、今回のキャンプでテントの中に実際設置してみました。
箱から出してみると、思いのほか小さくてびっくりしました。
設置してても、全く邪魔にはなりませんでした。

タンクに灯油を満タンまで入れ本体にセットし電源を入れました。
冒頭で書いた様に、だいたい5分程度余熱が必要でした。
次の事を考えて、7秒点火のスイッチを入れておきました。
常時余熱をしてくれ、次回の点火を7秒程度で点火できるという物なのですが
消費電力が、最大166w~最小数ワット程度かかります。
サーモスタットで、ある程度着火出来る温度をキープしているみたいで
ヒーターのON・OFFを制御しているリレー音(カチ音)が不定期でしていました。

温風は、2.5kWとかなり暖かい風がでて、対流式のアルパカストーブとかと比べて遜色のない感じでした。
ただ、外気温が下がってくると、今回使用しているテントは、スノーピークの2ルームテントですが
2.5kW程度だと12度~13度当たりで頭打ちになり、最大燃焼でも少し寒いかなといった局面がありました。

ただ、それも風がなければ、徐々に温度が上がる感じだったので
環境条件によって異なると思います。消費電力が低いので、15Aの電源サイトだと
電気カーペット500w セラミックヒーター600w ファーンヒーター14w程度でも
おつりが来るのでテントの中としては快適でした。

良かった所

・コンパクト(キャンプは荷物が増えがちなので助かる)
・低消費電力
・燃調調整機能がついてる所
・小さいわりに2.5kWで暖かいところ
 8度から12度くらいまで、約30分程度で加温することが出来ました。
 灯油を燃やしている為、加湿も同時に出来ちゃうところがいいですね。

もう少しの所

・点火時灯油臭が結構します。
 消化時は、電磁ポンプを逆回転させて灯油をノズルから引っ込めることで
 消臭するメカがついてるようですが、
 点火時は、電力をあまり使えないのもあるのか?
 結構臭いが強く感じました。

・上でも書きましたが、秒速点火(7秒点火)の余熱ヒーターのリレー音が結構気になりました。
 それと、この秒速点火常にONにしておきたい所ですが、毎回つける毎にリセットされてしまうので
 つけたら押すか、消したときキャンセルになってると押すを繰り返さないとなりません。
 電源を抜いた時は、仕方がないですが、電源を入れていても、上記のような動作になるのはちょっと・・・。

・撤収時、内部のサブタンクの灯油を抜かないと行けなくて
 結構それが手間で、スポイトもついてますが、これが結構垂れて中でこぼれて
 灯油臭の原因に。もう少し抜きやすい構造を検討して頂けると。
  →例えば、サイドからスポイトを突っ込める穴をあけて、
   本体側面からサブタンクの灯油を抜けるようにしたりとか
   もう少しやりようはある気はします。

最後に

総括として、今回かなり灯油を使うと想定して、20リットル買ってもって行きましたが
なんと、1タンクなくなりませんでした。日中つける時間が短かったのもありますが
燃費が良くて2泊3日だと秩父くらいだと、1タンク使わないを身をもって体感しました。

10リットルくらいの給油缶でも全く問題ないと思いました。
設定温度は、22度設定にしていたのですが、そのくらいの温度まで達しませんでしたので
おそらく最大燃焼していたと思いますが、燃料が減らずお財布にも優しいストーブだと思いました。
消費電力も低いので、自宅で使うのもありだと思いました。
点火時を除けば、最大14w程度しか食わない状態で7畳の部屋を温められるので
十分かと思います。

買いか、どうかと聞かれたら、これはこれで良い!
買いだと思います。

今日時点で楽天では以下の金額でした。


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