• 木. 11月 21st, 2024

~下町物語~

入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、おもしろおかしく書く綴るブログである。

この記事を読む およそ時間 3

前回、夏休み企画でちょっとFMラジオを作ってみようを書きました。
まだ読まれていない方は、先にそちらを読んで見てくださいね。

今回は、その続きの第2段、ケース加工を書いて行きます。

ケース選定

ケースを選ぶ上で、加工のしやすさ等も含めて検討しないと行けません。
まずは、内部に収めようとするパーツ類の配置を考えないと先には進まないので
そちらを考えて行きます。

筆者は、いったん概算配置で下記の様な配置を考えました。

これがはいるケースを探し回った所、1つヒットしました。
下記がそのケースです。

材質的には、アルミになりますので、それなりに加工技術や工具が必要になります。
プラスチックケースだと、カッターナイフや熱源などで、カッティング出来ますが
アルミはそうはいきません。

何故?アルミにしたかというと強度の問題が大きいです。
背面に、それなりにサイズが許す限りのウーファーを設置する為
それなりのリチウムイオンバッテリーを搭載する必要があると考えました。
また、プラスチックだとウーファーを取り付けた際、
どうしてもびびり音がする事になると思うのでアルミ素材を選択しました。

ケース選定まで終わりましたら、次は、いよいよ加工に入っていきます。
筆者の職業が、旋盤工などだったらこんなの朝飯前なのですが、システムエンジニアなので
工具もなければ、そんな加工技術もありません。

せいぜい、中学の技術にてちょろっとやった程度くらいの技術しかありません。
その点注意してください。けしてできあがりがきれいな物になるとは到底思えないです。

ケース加工について

それでは、ケース加工やって行きましょう。
その前に、ケースを加工するには、それなりに工具が必要になってきますので
そちらをざっと紹介しますね。

最低減必須工具

1.ドリル本体(バッテリーでもAC直結でもかまいません)
2.ドリルビット(木工用ではなく、アルミも削れるドリル)
  ステップドリルがあるとさらに便利
3.ヤスリのセット
4.L字定規
5.ノギス
6.シャーシリーマー
7.金切鋸
8.ホールソー
9.template定規
10.マスキングテープ
11.センターポンチ

この辺りがあれば作業出来そうです。
工具がそろっている事を前提に話を進めます。

ケース加工開始

ケース前面にマスキングテープをはって、その上にデザインを描きます。
その際、実際のパーツの大きさを定規やノギスなどを使ってきっちり計って
精度良く書き込む事が重要です。

次に、デザインにそって、ドリルとホールソーなどを使って穴を開けていきます。
四角部分は、下記のようにまずドリルで穴を開けていきます。
間は、ニッパーなどで切断しピンク色の部分については、
ヤスリで削り落としていく作業を行います。

実際に取り付けるパーツのフィッティングをみつつ削っていくと、下記の様な感じに加工出来ます。

大きい所は、ホールソーなどで穴を開けるといいと思います。

基盤をあてがって、そのままドリルで穴を開けるパターンもあります。
場所に余裕があれば、センターポンチなどで、真ん中にくぼみをつけてドリルのビットをあてて
ずれることの無い様に穴を開けていきます。

多少は、後で調整可能なので、それを怖がっていると、全く進まず、ストレスだけがたまっていきます💦
なので、なにやってるのか分からなくなっちゃいますので、気楽にやって行きましょう。
ケースは、お金を出せば手に入りますが、ストレスで床に伏せるとそれどころでは済みませんからね。

加工は、相当時間がかかります。
下で掲載する写真まだ持って行くだけで、数時間かかっています。
特に、採寸には時間がかかります。ヤスリで削り出す際もそうです。
焦らず、根気よく作業するのが、少しでもきれいに仕上げるコツかなと思います。

穴を開ける際、下に穴が空いてもよい物の上で穴を開けないと、床に穴を開けてしまいますので
注意しながらやってください。まっすぐ穴を開けないと、結局穴を開けたけどあわないに
なってしまいますので、ぶれる事のないように穴を開けていきます。

ケース加工したところは、必ずフィッティングを確認してから先に進んでください。
後で、一気にやろうとしたら絶対的に修正などで、上手く進められないと思います。
加工技術と設計書がしっかりしている場合は、全部加工終わってから組込で問題ないと思います。

途中経過ですが、下記の所まで進めております。
●ウーファー用30Wアンプ取付加工 OK
●VUメーター制御基板用加工 OK
●DCDCコンバーター ウーファー及びVUメーター制御基板用電源加工 OK
●外部アンテナ端子加工 OK
●USB TYPE-Cジャック用コネクター穴加工 OK
●前面電圧電流計用取付加工 OK

背面パネルから加工している関係で、赤丸は加工が終わっている部分
背面はウーファーは、70パイのホールソーがなかった為、order中で到着次第加工しちゃいます。

2023/08/18時点の進捗追加

下記黄色枠を除いて加工完了です。ウーファー用のでっかい穴も開けました。
ちょっと大きすぎたので、防振及び吸音材を使って調整します。

前面パネルはこちら

まだ、電圧電流計の部分しか加工が終わっていません。
買っておいたトグルスイッチがでかすぎて、再注文をしている関係で裏面から仕上げて行ってます。
3.5mmのイヤフォンジャックも買っているのですが、まだ届いていない為
そちらも届き次第作業していきます。

スピーカー及びVUメーターについては、ホールソーで一気に開けます。
その他については、ドリルであけて、シャーシリーマーで穴を拡張するか
ステップドリルを使って穴を拡張します。

未加工
×フロントスピーカー
×FMチューナー
×スイッチ類
×LED類
×メーター

前面パネルの2023/08/18時点の進捗

黄色い部分以外全部終わってます。
この今日・明日・明後日で、なんとか全部加工を終えたいと思います。

12VのDCDCは、背面に抱かせる形としましたので、
そこ面への固定は今回は無しにしました。
理由は、前面スイッチを結構な数取り付けますので
裏面のクリアランスが確保出来ない為です。

12VのDCDCの下にはリチウムイオンバッテリーが搭載されますので
その場所も確保しておかないと行けません。

仕様変更はつきもの

結局穴をあけたけど、場所が悪く上手くいかないことも多々あります。
その都度全部やり直すのは大変なので、ある程度の仕様変更で解決出来る物は
解決しちゃいましょう。あくまでも売り物ではないという事です。

今回の構成でも、ヒューズ類が一切入っていないのも世に出せない1つの理由です。
充電制御と出力制御はしているのですが、それで事足りるかはちょっと分かりません。

筆者は、USB充電端子をあけた後で、きがついたのですがバッテリーケースが干渉し
取付が出来ず、当初3.7Vのリチウムイオンバッテリーを8本仕様でしたが
5本仕様に変更して、まだ時間を延ばしたい等の要望が出てきたら
2階建てにして追加で5本を追加出来る様な仕様に変更しました。

場所がないなら、高層化するしかないので、最大3段までのクリアランスがあるので
15本までリチウムイオンバッテリーを増設出来る仕様に変更しました。
ただ、これにより底面の加工箇所が4つ増えました。

ケース加工編は、これで終わりです。
引き続き、全部のパーツを実装出来る様に加工しちゃいます。
最終回は、組込編をお届けします。お楽しみにお待ちくださいませ。

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おすすめは、充電式ではなく、滅多に使わないので
コード式をおすすめしたい。
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