今各社新しく車がリリースされてきてますが、その中でもちょっと気になる点があります。
題名にも書きましたが、アイドリングストップ機能が廃止されている車が出始めたのです
先日発売されたトヨタヤリスにはアイドリングストップ機能は搭載されていません
何故か?という前に昔の車と今の車
実は、最近の車はアイドリングストップ機能がなくても、十分低燃費で走れるって事です。
エンジンをかける時、燃料をたくさん消費するって話を聞いた事ないですか?
そうですね!? エンジンをかける際、少し濃いめの燃料として
エンジンの始動性を高める感じの制御が入ります。
昔の車やバイクだと、エンジンをかける前にチョークを引っ張って
強制的に燃料を濃くして、エンジンの指導性を高めた物です。
上記の写真の様な奴が車にはついてました。
今は、EFIすなわちインジェクションなので、エンジンが冷えてる(水温センサー)や外気温センサー
油温センサーなどで、コンピューターがエンジンが冷えている事を認識し
エンジン始動性を向上させる為に、燃料を通常アイドリング時より濃くエンジンの内部に噴射します。
そして、アクセルを若干煽った感じでセルを回します。
よって、エンジン始動時は、1500回転くらいまで回転があがって
1000回転くらいまで落ちて、暖気運転を継続する感じです。
断機が終わった指標は、エンジン水温を見ているようです。
C27セレナの場合は、水温センサーが51度付近でエンジン冷感インジケーターを点灯から
消灯に切り替えて、冷間時~51度まで、段階的にエンジンのアイドリング回転を
調整し、51度を超えた当たりで通常の回転数(650回転)当たりに落ち着きます。
その制御が聞いてる際は、燃料が濃い状態から徐々に薄い状態に制御されます。
エンジン連感時のマフラーから出てくる排気ガスは臭いです。
何故か?ってのはお分かりですね。燃料を濃くして回しているからです。
さて、それは、何故廃止されていくのか?
上記のような理由から、エンジン始動時は燃料が濃く供給される為
通常より燃料を使うわけです。それを運転中信号待ちの度に
エンジンを停止、再始動していると、その回数も増えて結局どうなの?っていうのが
廃止されていく理由の1つかと思います。
ただ、エンジンが暖気されている状態だと、それほど濃くはエンジンに
供給されていないとは思いますが、若干濃く吹いている可能性もあるので
なんともいえない所です。
次の理由
まさに、アイドリングストップ機能がついてる車は、アイドリングストップ機能専用のバッテリーが必要
これが、通常のバッテリーってそんなに高く無いのですが、アイドリングストップ機能がついてるだけで
それ専用のバッテリーが必要なのです。
セレナの場合、メインバッテリーとサブバッテリーが搭載されており、これ2つ交換すると
8万円コースです。1年使ってもトータルで数百円くらいしか、アイドリングストップ機能で
節約出来る燃料はありません。5秒で1ccくらいの節約しかできないので
かなり使っても、1ヶ月1000円くらいが限界じゃないかと。
専用のバッテリーは、アイドリングストップ時、過度の放電をされて
始動時も、かなりの電気を使って、指導後それを一気にチャージするという
動きをしています。常に過放電と急速充電を繰り返しているイメージです。
通常の鉛バッテリーだと、その頻度に追いつかず、すぐ劣化をして終わるということで
専用のバッテリーが必要になったわけです。
筆者としては、そういう用途には、スーパ-キャパシターがいいかなと思いますが
最終的に、蓄電池は鉛からキャパシターすなわち、電解コンデンサーに置き換わるのでは
ないかと思っています。
結論としては
アイドリングストップ機能をつかっても、消費する燃料を節約出来るのは
数百円から数千円程度であり、バッテリーが専用バッテリーしか駄目で
それが、かなりの高価なものであり、いわゆる元が取れない状態であると
そんな理由から、アイドリングストップ機能を撤廃し、それ以外の方法で
低燃費を実現しようとする時代背景だと思います。