前回交換日
2021年
12月21日
12月21日
現在のSoH
24%
交換必須ゾーン
使用期間
3年2ヶ月
延命対策が効いた
前回のストーリー
2021年12月——あの日、SoH 38%で腹をくくった
前回記事より
「いよいよC27 メインバッテリー交換しました」
前回は年末の長距離移動を控え、SoHが38%まで低下した時点で交換を決断。日産純正は選ばず、ベンツやBMWでも採用されているドイツのVARTAバッテリーをあえて選択。ディーラー交換だと2台分で8万円前後かかるところを、VARTAバッテリー2個で約2万円。充放電積算値リセットも自前のOBD2ツール(スマートダイアグ)で自力実施。
前回の交換では、C27セレナ特有の「AutoACC」問題にも対処しました。C27はドアを開けただけでACCモードへ移行する仕様のため、バッテリー交換前に専用コマンドでAutoACCをオフにする手順が必須です。この点は初めての方がつまずくポイントなので、前回記事に手順を詳しく記載しています。
→ 前回の詳細記事はこちら(blog.rurineko.com)
現状分析
SoH 24%——今のバッテリーの状態
取付時CCA1,060 CCA(定格720CCA)
現在のSoH24%
交換推奨ライン50%以下で要注意
バッテリー型式VARTA製(完全メンテナンスフリー)
使用期間約3年2ヶ月
VARTAは完全メンテナンスフリー設計のため、電解液の補充はできない。液量の窓(インジケーター)がバッテリーの奥側に来てしまうC27の配置では確認も困難。SoHが示す通り、寿命と判断。
延命の秘訣
なぜ3年以上持ったのか? 2つの延命対策
国産車のバッテリー寿命は一般的に2〜3年とされています。今回のVARTAが3年2ヶ月持った背景には、日常的に実施してきた2つの対策があります。
エンジン再始動のたびに大電流が流れるアイドリングストップ機能をキャンセラーで常時オフ化。C27のECUが記録する「充放電積算値」の増加を抑え、バッテリーへの負荷を大幅に軽減。
放電・充電のサイクルで極板に蓄積する硫酸鉛結晶(サルフェーション)をパルス方式で抑制。内部抵抗の上昇を防ぎ、SoHの急落を緩やかにする効果が期待できる。
特にアイドリングストップのキャンセルは効果が大きい。C27セレナはECU内の「充放電積算値」が一定値を超えるとアイドリングストップが自動停止する仕様になっており、この値が増えるほどバッテリーへの消耗が加算されていく。
今回の交換作業
今回も手順は前回と同じ——ただし絶対に忘れない確認事項
1
AutoACCをオフにする(C27必須手順)
ボンネットを開け、運転席ドアを開けたままイグニッションON→OFF→ドアを閉め、3分待機。この間はどのドアも開けないこと。
2
端子の取り外し(マイナスから)
10mmレンチで固定金具を外し、マイナス端子→プラス端子の順に取り外す。バッテリー本体は22kgあるため、腰に注意。
3
新バッテリー取り付け(向きに注意)
C27はL型端子のため、端子が奥側に来る向きで設置。プラス→マイナスの順で接続し、固定金具を適切なトルクで締める。
4
充放電積算値リセット(OBD2診断機)
エンジン始動後、OBD2端子にスマートダイアグを接続。「作業サポート→エンジン→充放電積算値リセット」でメインバッテリーのみリセット。サブと混同しないよう注意。
5
ECUエラーチェックと各種再設定
全自己診断でエラー確認。ウィンドウオートクローズ再設定・時計合わせを実施。前回同様B1C12(リヤハイトセンサーチェックサムエラー)が出た場合は削除でOK。
振り返りタイムライン
バッテリーの歩み
2021年12月21日
SoH 38%でVARTAバッテリーへ交換。CCA 1,060(定格720)。アイドリングストップキャンセラーを同時導入。充放電積算値リセット実施。
交換後 〜 2023年
サルフェーション抑制装置を後付け。SoHの緩やかな低下を維持しながら問題なく使用継続。
2024年〜2025年
SoHが50%を下回る。冬場の始動に若干のもたつきを感じ始めるも、延命対策が効いて現役継続。
現在(交換3年2ヶ月後)
バッテリー診断機でSoH 24%を確認。冬の始動リスクを考慮し、今回の交換を決断。
次回へ引き継ぐこと
次のバッテリーに向けて
VARTAバッテリーは3年2ヶ月にわたって安定して働いてくれました。ディーラー交換なら2台分で8万円前後かかるところを、自分で行うことでコストを大幅に抑えられています。次回交換でも同じ対策を継続します。
✓
アイドリングストップキャンセラーは新バッテリーでも継続運用
✓
サルフェーション抑制装置は流用して取り付け直す
✓
OBD2診断機で充放電積算値を確認しながら管理を継続
✓
SoH 50%を下回った時点で次の交換計画を検討する